無条件に褒められたい時だってあるアラサー女子の日記
- 作者:つづ井
- 発売日: 2020/05/08
- メディア: 文庫
多分このあと記事を連続で書く。
小学生の高学年から、高校卒業して暫くの間まで、いわゆるボーイズラブに嵌まっていた。
腐女子というやつである。
元より漫画好きで、嵌まったきっかけは偶然本屋で見つけた、好きな漫画の二次創作のアンソロジーだった。
公式に自分の妄想を当て嵌めてみて、それで絵や小説っぽいものを創作していた。
でも何でもBL妄想してたわけでなくて、好きな組み合わせは百合(女の子同士のカップリング)も、ノーマルなカップリングもあった。
雑食というか、カップリング中毒みたいな感じ。
キャラクター達の妄想が好きで、その気持ちを創作で発散させることに時間を費やせるあの情熱を、今は持ち合わせていない。
そういうことより、ダラダラとソファに横たわって、あつ森プレイしている方が癒されるのです…
年を取ったなぁと思う。
つづ井さんはpixivでエッセイ読ませてもらってた。
よく読みながら爆笑してた。
勿論最新作の、「裸一貫!つづ井さん」も読んでる。
つづ井さんの何がすごいって、体力というか、気力がとにかくすごいのと、お友達みんなが色々な方向でぶっ飛んでいて。
普通やらないと思うんだよ。
女児になりきって女児向けアニメ観たり、鼻の穴にイヤホン刺すとかさ。(気になったら是非読んでほしい。初めてこのコマ見た時爆笑した)
なんかもう、一直線で。好きなものに対して。
最初につづ井さんのエッセイ漫画を読んだ時は、なんて情熱とリスペクトの気持ちを大事にしてる人なんだと、感動してしまった。
かの「まるごと腐女子のつづ井さん」は、既刊エッセイ三冊分を纏めた文庫本。
厚さは東野圭吾の「白夜行」より薄い。(わかりにくい)(でもこれが第一印象だった。)
なかなかのボリューミー。
なんかこう……自分の好きものに、いまいち直向きになれない人に読んでほしい。
疲れてても笑って最後まで読めてしまうと思う。
特に好きなお話は、「腐女子と地獄のクリスマス」。
「腐女子と気遣い」。
天才かと思った。