たまにコンビニで衝動買いしてしまうアラサー女子の日記
バイト先の大学生から、面白い授業?(講義っていうのか?)の、話を聞いた。
曰く、昨今の夫婦のセックスレスについてというもの。
そんなんやるんだー、へー、面白いけど、必要なん?みたいな反応しか出来ないあたしではあったが、確か1ヶ月セックスしないと、それはレスに当てはまる、みたいなものだった。
それ聞いた時に、「あれ、あたし最後にAちゃんとしたのって、いつだっけ…」と思った。
この話したのが2月の10日前後あたりだったかと
思う。
えーと、と脳内のカレンダーを遡ってみたら2月の頭にしてたな、と。
おぉ、レスではない、レスでは。
と思ったけど、でも最近あんまりしなくなったなー…と気にするようになった。
付き合いたてとかでもないし、最近はお互いにちょっと冷戦状態な部分もあったしなー。
とか色々思った。
その後、日数空けながらも一応触れ合いはしているけどさ。
- 作者:能町 みね子
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 文庫
昨日買った。
15分程で読み終わる。漫画だ。
読むきっかけはあの「出会い系サイトで70人と(以下略)」に、巻末でオススメとして書かれてたので。
著者の能町先生は文春で刊行されてたタイトルで気になってたんだよなー、「オカマだけどOLやってます。」というタイトル。
気になるよな、これは、バカリズムの「架空OL日記」ばりに気になる。
今度読も。
20代を過ぎた頃に、ずっともやもやとした悩み、とまではいかないけど、心を占めるものがずっとあった。
自分が処女である、という現実だ。
いや、実は高校卒業してからだったかもしれない。
あれなんなんだろーな。別にいいじゃんね、処女でも、って今なら思う。
だってしなきゃいけないものでもなくないか、セックスって。
いや、幸せホルモンだのなんのって言われてるけどさ、でもしないからって死ぬわけでもないし。
だがしかし当時は毎日ふと思うわけですよ。
仕事しながらさ、「処女かぁ…」って。
周りはもうしてるんだよな、とか。
当時はあたし以外全員年上だし既婚者も子持ちも多かったから、尚更そんなこと思ってたな。
主人公の山田女史と同じ感じだ。
ソファ買って細やかな喜びに浸りながらもさ、でも自分は"女"としてはどうかと悶々する。
すごいよくわかる。
(女とは共感したい生き物だ、多分、だいたいの人が。知らんけど。)
色んなことを経験することに、自分の成長があるわけなんだけど。
あたしは幾ら仕事して、接客して、本のことを覚えて売り場作ってても、しかし一人の女としては、のんにも知らないのか……と、なんか恥ずかしかったな。
セックスしたからってさ、別に"大人"ってわけでもないのにね。
セックスとは経験であるから、それをしないといけない、みたいな気持ちになることがあった。
感想といえば、ほんとに「ときめかない」。
一人の独身女性(26歳、処女)が、なんとか自分の"女"としての人生を動かそうともがく姿が日常に描かれている漫画。
母親がなんの前触れもなく、いきなりお見合い写真を三枚も送ってくることから、彼女はがっかりする。「こんな男しか、自分に宛がわれる男はいない」現実。
別に山田女史は、自分が大好きではない。
自分を過大評価していない。
なんなら、コンプレックスを抱えて自分なんかって思ってる部類だ。
でも自分の好みでもない男と、いきなりお見合いして、もしかしたらセックスして結婚までするの?って、そりゃー、嫌だよな。
誰にだって選ぶだけの権利はあるよな…それなら、お見合いなんかしないで自分で必死に相手みつけるわ。
最終的に山田女史は出会い系で見つけたはぎさんと交際するけど、流れに任せて妥協したようにも思える。
だってときめきもなければ、ほんとにはぎさんのこと好きなの?って自分でも思ってるくらいだ。
でも誰かしらそういう部分ってあるよな。
ほんとにこういう感じでいいの?って、なんとなく悩みながら、悶々としながら生きてるところあるよな。
恋愛だけじゃなく。
100%ときめく人生を送ることって、あたしには難しい。
なんかそういう自己啓発本でも読めばいいのか。
恋愛教則本でも読めばいいのか。
でもなんかそれって、必死な感じがして、やっぱりなんか、恥ずかしい。
それよりなんとなくお酒でも呑みながら、細やかな幸せに浸ってる方がいいかなー。今は。